肩凝りは老若男女を問わず誰でも感じる症状ですが症状の強弱に差があり、
ひどい人になると頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、手の痺れ、胃腸障害、
眼精疲労、その他いろいろの症状を訴えています。
肩と言うのは解剖学的に見た場合、肩甲骨を背中の部分に
筋肉によってぶら提げて背負っている状態になっていますので
常に腕の重さだけ重力によって下に引っ張られていのです。
一般に肩が凝ると言われる部分の筋肉ですが、後頭部から肩、背中の広い部分に
かけての僧帽筋と首から肩甲骨にかけての肩甲挙筋と背骨から肩甲骨内縁に
かけての菱形筋の3つがあります。
これらの筋肉は肩の動きの他に首の動きとも関係があり、
パソコンなどの仕事で、長時間同じ姿勢で仕事をした場合
頸や肩、背中の筋肉は休むことなく姿勢を維持しようと頑張るわけですから
疲労して凝り固まってしまいます。
またこれらの筋肉は構造的に首から肩に移行する当たりで筋肉に捻りがあり
負担がかかり易く、血行が悪くなり易い気がします。
では今度は視点を肩関節部分に移してみます。
肩関節は肩甲骨と上腕骨により構成された関節になっていて
腕を動かしている時は肩甲骨は外に向かって引っ張られています。
肩甲骨から腕にくっ付いている筋肉が何らかの理由で硬く拘縮してしまった
場合には、関節の動きが悪くなり、腕が動くたびに肩甲骨が腕に引っ張られて、
通常以上の大きな動きをしてしまいます。
肩甲骨が通常以上に動くと、肩甲骨を吊り下げている筋肉に強い負担が
掛かるようになります、これが肩凝りの原因です。
つまり症状が凝りとして一番現われるのが肩です。
そして原因になっているのが腕の重さと重力、肩甲骨から上腕部に付いている
筋肉の凝りなのです。
肩凝りを治すには頸、肩の筋肉を治療するのは勿論ですが、
肩関節の筋肉を治療し良い状態にしなければなりません。
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