今回は前回に引き続き肩に関する記事の掲載です。
肩関節痛は前回の「肩凝り」と深く関わりがあります。
肩凝りでもふれたように肩関節部分の筋肉の状態の悪さが肩関節の痛みや
肩凝りの原因にもなっています。
肩関節は股関節など他の関節に比べて可動域が大きく、
例えるなら平皿にボールを載せて大きく動かしている様なものです。
動きが大き過ぎるとボールは平皿から飛び出してしまいます、
これは肩が関節から外れた脱臼と同じことです。
その為、肩関節はバランスの取れた筋肉の収縮、伸張をすることで
脱臼することなく肩を動かすことが出来ているのです。
では、肩関節の痛みの原因は一つなのでしょうか?
肩関節を構成している筋肉、あるいは肩から起こる筋肉について
記載してみましょう。
◎肩甲骨から上腕部に起こる筋肉
・棘上筋
・棘下筋
・大円筋
・小円筋
・上腕ニ頭筋
・上腕三頭筋
・烏口腕筋
・三角筋
◎肋骨から肩甲骨に起こる筋肉
・大胸筋
・小胸筋
・肩甲下筋
以上が肩関節周辺の筋肉で、11種類もあります。
これらの筋肉のどれが痛みを発するかはその人の生活習慣によって変わるので
丁寧な問診、触診、検査をおこなえば原因がはっきりと分かるはずです。
例えば、
・痛みを起こす動作はどんなことか?
・痛みによって出来ない動作はどんなことか?
・肩関節周辺を触診して痛むのはどこか?
肩関節痛を治すには肩関節を構成する筋肉を正しく把握したうえで
痛みの原因筋を鍼や指圧で治療し筋肉を良い状態にします。
お問い合わせはこちら